
2025年「世界こども助け合いの日」にあたって
「ひかりのこどもとしてあゆみなさい」(エフェソ5・8参照)
教皇庁児童宣教事業より「世界こども助け合いの日」(1月の最終日曜日:2025年は1月26日)のポスターを送付させていただきます。カトリック系の学校、幼稚園、保育施設、認定こども園の生徒・児童の皆さま、保護者の皆さまからのご支援とご協力、全国のカトリック団体からのご支援をいただき感謝申し上げます。本事業における全国の実践例として、年間を通じて幼稚園のこどもたちが高校生と協力して空き缶リサイクルを行い毎年献金を送ってくださる例、また待降節の第一主日からクリスマスシーズンを通じて1月の最終日曜日まで祈りと献金を呼びかけてくださっている地域もあります。本当に多くの方々のご支援により教皇庁児童宣教事業の活動は支えられています。
いまわたしたちの世界で、気候変動の影響により高いリスクに曝されているこどもは10億人、戦争や紛争下で暮らすこどもは4億人、極度の貧困の状態に置かれているこどもは3億人にのぼると報道されています。世界中のこどもたちが自分たちの将来に希望をもって生きることができるように「世界こども助け合いの日」の祈りと献金を呼びかけていきましょう。
今年の国内テーマは「ひかりのこどもとしてあゆみなさい」(エフェソ5・8参照)です。ポスターの絵は、カトリック信徒で元星美学園小学校教員の土屋 愛さんが協力してくださいました。教皇庁児童宣教事業のモット―である「こどもたちがこどもたちを助ける」(Children help children)姿が描かれています。こどもたちはこの世界の希望であり「ひかり」です。イエスさまは「こどもたちをわたしのところに来させなさい。… 神の国はこのような者たちのものである」(マルコ10・14)と仰いました。イエスさまが教えてくださったとおり、こどもたちが本来もっている創造性や豊かな心がいつもわたしたちの世界で光り輝くことを願っています。
昨年、皆さまから寄せられた献金総額は41,011,622円でした。今年は、ナイジェリア、シエラレオネ、ウガンダ、バングラディッシュ、インドの各国に合計33,789,357円を援助させていただきました。世界中のこどもたちのいまを思いながら、皆さまのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします。
2024年9月16日
教皇庁宣児童宣教事業 日本代表 門間 直輝
※教皇庁児童宣教事業では、こども助け合いの日の活動をしている短い動画や写真を募集しています。
ウェブサイトやSNSへアップロードし、皆様の活動を共有することを目的とします。
お問い合わせはJ-missio 事務局まで