2025年「世界宣教月間」と「世界宣教の日」(10/19)にあたって

2025年世界宣教の日ポスター

 新しい教皇レオ14世を迎えた全世界のカトリック教会は、今年も世界宣教月間(毎年10月)と「世界宣教の日」(今年は10月19日)を記念いたします。今年のテーマは「諸民族の中で生きる希望の宣教者」(Missionaries of Hope Among all Peoples)です。先月4月21日に帰天された教皇フランシスコは、「希望の宣教者は、祈りの人です。…祈りは、第一の宣教活動であり、同時に「希望の最初の力です」」と指摘したうえで、すべてのキリスト者(子どもたち、若者、大人、高齢者)が「自らの生活のあかしと祈りをもって、犠牲と寛大さをもって、共同で担う福音宣教の使命に積極的に参加してくださるよう心より願います。」と今年1月に発表された「世界宣教の日メッセージ」のなかで呼びかけられました(https://j-missio.org/message/2025/)。教皇フランシスコは、すべての人にとって親しみ深い方法で「福音の喜び」を伝え「出向いていく教会」の重要性を示してくださいました。まだイエス・キリストを知らない多くの人々、さまざまな状況のなかで洗礼を受けながらも洗礼の要求することを実行していない人々、そして教会に集うすべての人々と「福音の喜び」を味わうことができますように心から祈り行動いたしましょう(『福音の喜び』22頁参照)。

 今年も、第三回「宣教川柳」を募集いたします。テーマは「希望」です。詳細は、教皇庁宣教事業ウェブサイトをご確認ください。信仰生活における気づきや希望の発見、日常におけるキリストとの出会い、みことばの素晴らしさ、ユーモアあふれる作品も歓迎します。全世代からの応募をお待ちしますが、昨年はカトリック学校に通う学生さんからの応募も多数いただきました。教皇庁信仰弘布事業は若者の宣教精神の促進をめざしています。中高生や学生さんからのたくさんの応募をお待ちしています。作品は、第三回「宣教川柳」専用の応募フォームよりご応募ください。募集期間は6月1日〜9月30日です。なお作品は未発表のものに限り、提出された作品の著作権は教皇庁宣教事業に帰属するものとさせていただきます。特に優れた25作品については10月12日に教皇庁宣教事業のウェブサイトで紹介させていただきます。枢機卿賞、広報担当司教賞、ナショナルディレクター賞、ユーモア賞には、ミッション・ドンキーを贈呈いたします。

 昨年、皆さまから寄せられた献金総額は21,416,866円でした。今年の援助先については、5月末に開催される教皇庁宣教事業通常総会の後、追って教皇庁宣教事業ウェブサイトでご報告いたします。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。「世界宣教月間」と「世界宣教の日」の意義をご理解いただき、教会の宣教活動にご協力いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

2025年5月19日
教皇庁宣教事業 日本代表 門間 直輝

宣教川柳のご説明
すでに各地のキリスト教会において「福音川柳」という取り組みが行われています。
横浜教区の鈴木勁介神父様は、短い説明と聖書の箇所を添えて信仰生活に役立つユニークな作品を発表されています(『A年・B年・C年対応福音せんりゅう』183頁)。

◉川柳:「教会が 一つだなんて 神秘だね」
◉説明:教会という現場にいると、なんとか一つにまとまっているのは不思議な気がする。
◉聖句:C年【聖霊降臨】ヨハネ14・15―16,23b―26

信仰生活における気づき、日常生活におけるキリストとの出会いや交わり、みことばの再発見、ユーモアあふれる作品も歓迎します。

昨年の宣教川柳のご説明より
  • テーマ「希望」
  • 応募期間:2025年6月1日~9月30日
  • 応募できる川柳は、原則1人1つまでです。
  • 枢機卿賞、広報担当司教賞、ナショナルディレクター賞、入賞に選ばれた作品は、昨年と同じように当ウェブサイトで発表されます。
  • お名前を公表されたくない方は、応募ネームを使ってご応募が可能です。
  • メールアドレスをご入力いただきます。メールアドレスは、こちらからご連絡する場合にのみ使用します。
  • 応募作品は、未発表のものに限ります。
  • 提出された作品の著作権は教皇庁宣教事業に帰属するものとさせていただきます。

世界宣教月ポスター ダウンロード

2025年世界宣教の日ポスター(クリックするとPDFファイルが開きます)